美味しいいちごはどこの?おすすめいちごの品種6選

真っ赤な果実ときゅんとする甘酸っぱさ、その可愛らしい姿から大人も子供も大好きないちご。

冬から秋にかけて、ケーキやパフェなど多くのスイーツでいちごのデザートが登場します。

小さな姿にも関わらずその存在感と特別感は、イベントの多いシーズンには欠かせないフルーツですよね。

そんないちごの品種について、様々な違いがあることをご存知でしたか?

実は、いちごは品種によって大きく味わいが違います。

今回はそんないちごの品種について解説します。

目次

日本のいちごの品種は何種類ある?

国内では全国各地でいちごの栽培が行われており、その土地独自の新しい品種も続々と誕生し続けています。

その数、なんと約300種類にも!

世界の中でもそのまま生で食べる消費量は日本が最多とも言われ、世界全体の品種の半数以上が日本由来とも言われている、いちご大国の日本。
生産地の特産品として有名ないちごも多く、ご当地ブランドとして高級なイチゴも。


今回はそんないちご大国の日本の、おすすめのいちごの品種を6種類紹介します!
そのままデザートとして食べたり、スイーツとして食べたりと品種によって異なるおすすめの食べ方もぜひ参考にしてみてくださいね。

おすすめいちご品種6選

あきひめ

あきひめは静岡県で生産されているいちごの1つ。
章姫』とも表記され、静岡県を代表とするいちごの品種でもあります。

少し長い円錐型をしているのが特徴。
外側はつやのある濃い赤色をしていますが、切ると白い断面になります。
果肉は柔らかく、果汁も豊富。酸味が少なくしっかりとした甘味のいちごです。
形は整っており断面も綺麗な為、ケーキやパフェなどのデザートトッピングに向いています。

収穫時期は12月から5月にかけてで、最盛期は2月〜4月
果肉が柔らかいので遠方への流通が難しく、全国的な流通は少ないようです。

いちご農園で行われているいちご狩りで味わうのがおすすめです。

とちおとめ

とちおとめはその名の通り、栃木県で特産とされているいちごの品種です。
東日本でのシェアがNo.1という、身近に見かける事が多いいちごです。

果皮は鮮やかな赤色をしており、果肉も中まで赤く染まっているのが特徴。
果汁も豊富ですが表面がしっかりしている為、崩れにくく日持ちの良いいちごです。

糖度が高く程よい酸味で、いちごの味わいにおいて重要な甘みと酸味のバランスが程よく取れた人気のあるいちごの品種です。

もういっこ

もういっこは宮城県で生産されているいちごの品種で、美味しくてついつ「もういっこ」と手が伸びてしまう事から命名されたユニークな名前のいちごです。

果皮は鮮やかな赤色で、中心部まで赤いのが特徴。
果肉はしっかりとしています。
甘味と酸味はバランスが取れており、スッキリとした爽やかな甘さです。

東日本大震災の影響は?

生産量が減っていましたが近年では生産量は回復し、もういっこを生産する農家も増加してきています。

収穫時期は12月〜5月まで。
宮城県近郊でしか流通しない希少な品種の為、食べてみる事をおすすめしたいいちごです。

紅ほっぺ

https://twitter.com/ntoursanyo/status/1467084403113603072?s=20

なんとも可愛らしい名称の『紅ほっぺ』。
「ほっぺが落ちるほど美味しい」事からその名が付けられました。

静岡県産の品種です。
あきひめ』と『さちのか』の交配種で、それぞれの容姿と味わいの良いところを引き継いで生まれました。

果皮は鮮やかな紅色で、果肉は中心まで淡く赤く染まっているのが特徴。
甘みが強く、濃厚な味わい。
いちご本来の甘酸っぱさと豊かな香りを楽しむ事ができます。

  • 濃厚な味わい
  • 美しい紅色

を活かして生クリームと組み合わせたショートケーキなどにアレンジしてもその魅力を発揮する存在感のあるいちごです。

収穫時期は12月〜5月にかけてで最盛期は3月頃
生まれ故郷は静岡県ですが、関東や九州などでも栽培されており広い地域で流通されているいちごの品種です。

初恋の香り

初恋の香りは、これまでのいちご一線を画す白いいちごに部類されるいちごの品種です。
果実は熟しても真っ赤にはならず、白色から淡いピンク色に染まりピュアな初恋をイメージさせるロマンチックな形をしています。
正式な登録品種名は『和田初こい』と言い、『和田の香り』は販売上のブランド商標となっています。

果皮は熟すにつれ白色から淡いピンク色に色づき、大きいサイズも。
その姿に反してしっかりと甘みがあり、酸味は少なく爽やかな香りが特徴です。
中心部まで白く、デザートのトッピングとしても注目を集めるでしょう。

収穫時期は11月〜5月頃まで。

豆知識

高価な品種のいちごの為、百貨店や贈呈用のいちごとして人気があります。
赤いちごと共に組み合わせると紅白になる事から、おめでたい場にぴったりです。

あまおう

福岡県のオリジナルブランドとして知られているいちごの品種、あまおう。
開発には長い年月をかけ、日本一のいちごを目指すべく誕生した品種です。

特徴
  • 果皮は真っ赤で艶が良い
  • 形が整っている
  • 他の品種のいちごよりも大きい

その盛り沢山の特徴から

  • あかい
  • まるい
  • おおきい
  • うまい

の頭文字をとって命名されました。
「甘い王様」と勘違いされる事が多いほど、いちごの王様と呼ぶに相応しい品種と言えるでしょう。

収穫時期は12月〜5月頃までで最盛期は3月〜4月。
福岡県でしか栽培されていない希少ないちごの品種。
ですが、お菓子などの加工品としての流通も多い為、現在では全国的にメジャーないちごの品種となっています。

収穫時期が1番早いいちごの品種は?

本来いちごの旬は春の為、露地栽培のいちごの多くは春に収穫されます。
近年ではクリスマスシーズンでの需要増加の為、冬の時期でも収穫ができるようにハウス栽培が盛んに行われています。
早いものでは11月下旬から流通し始める品種のいちごも。

そんな冬の時期、12月〜2月にかけて収穫されるいちごの品種には『初恋の香り』『もういっこ』などがあります。
クリスマスシーズンから年末にかけてお祝い事の多い季節に、食卓のデザートを彩るいちごの存在は欠かせません。

特別な時間のお供に、ちょっぴり贅沢ないちごを選んでみても良いかもしれませんね。

収穫時期が1番遅いいちごの品種は?

早い時期から収穫されるいちごでも、最盛期を迎えるのは春が近づいてから。
いちごの本格シーズンでもある春、3月〜5月にかけて最盛期を迎えるいちごの品種には『紅ほっぺ』『あまおう』『あきひめ』『とちおとめ』などがあります。

春のいちごは柔らかく、甘みが強いものが多いのが特徴。
また暖かくなるにつれてお手頃価格になるので、生食だけでなくジャムやデザートにいちごをアレンジするのもおすすめの季節です。

美味しいいちごの品種6選のまとめ

今回はおすすめいちごの品種について紹介しました。
今回、ご紹介しきれなかった美味しいいちごも、全国にはまだまだあります。

また同じ品種でも旬の時期とそれ以外の時期では味わいが大きく違います。
寒い季節のいちごと、暖かくなってからのいちご。どちらの魅力も味わってみてはいかがでしょうか。

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